予防歯科
今まで歯科医院には、歯が痛くなってから行くものでしたよね。
しかし虫歯になって歯を削り、失ってからでは手遅れになり一生治療跡が残ってしまいます。
また歯周病で溶けた顎の骨は二度と元には戻りません。そのため最近では歯が悪くならないように予防していく事が重要になってきました。
治療する前に予防することがこれからの歯科医院のスタンダードとなってきます。
定期検診を受け虫歯や歯周病の発生率を抑えましょう。
予防歯科のご説明
予防歯科とは、治療ではありません。病気は早期発見、早期治療が大原則になりますが、これはその一歩手前の対応ということになります。
進行が早い
外から見たら小さいむし歯に見えます。 | 中はこんなに広がっています。 |
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風邪をひく前のうがい、手洗いととらえていただくとよいかと思います。当院では0歳から推奨しており、虫歯や歯周病だけでなく、お子様の成長のお手伝いや高齢者の多い肺炎対策等、大切な役割を持つ重要なカウンセリング・処置と考えております。(3~6か月に1回が目安です)
では、具体的に何をするのかご紹介いたします。
0~1歳
歯が生え始めたら、どのようにお掃除するのか、授乳・離乳食と歯の関係など生活習慣アドバイス
1~2歳
虫歯予防のフッ素塗布、歯磨きを親御さんとお子さん本人にアドバイス、食事や顎の成長発育について指導
2~3歳
うがいができるようになってきたら、歯磨き粉をつかいましょう。歯磨き指導やフッ素塗布のほか、歯並びや口に中の粘膜チェック、また、発音や骨格バランスのチェック
3~4歳
歯磨き指導やフッ素塗布、食事や指しゃぶり等についてのアドバイス
5~6歳
永久歯が生えてくるので、レベルアップした磨き方のアドバイス、お菓子類を食べ過ぎていませんか?発音や顔の筋肉等の発育チェック。
6~18歳
ブラッシング指導、歯のクリーニング、歯肉のチェック、生え代わりによるかみ合わせ、舌・粘膜等の成長チェック
18歳~
虫歯、歯周病、口臭等のチェックと予防的処置
60歳~
義歯やブリッジが入っていますと、お手入れが不足することで歯周病や口臭が増えてきます。これは免疫力の低下によります。
口に中の悪玉菌は肺炎や脳梗塞の促進因子です。かみ合わせが悪いことからくる内臓疾患や、誤嚥性肺炎等の予防のため、定期的な
歯科医院での検診やクリーニングをお勧めいたします。
虫歯・歯周病を予防しよう!
虫歯(う触)のセルフ☆チェック
虫歯は人の一生をとおしてかかる病気ですが、どちらかというと年齢の若い方が簡単にかかりやすい病気です。
虫歯にかかった歯は、色が変わったり穴があいたりする事が多く、注意深く見ると目で確認できるものです。
まず 定期的に歯を良く見てみる事が大切です。
虫歯は初期程度の軽いものなら、完全にプラーク(歯垢)の除去が出来れば、進行をとめたり、エナメル質を回復させることも夢ではありません。
早期の変化に気づく事が重要です。
歯周病のセルフ☆チェック(35歳以上を中心に)
年齢が高くなると一般的には虫歯に変わって歯周病が多くなります。
もちろん例外もたくさんあります。歯周病は 歯が存在する事で起こります。歯がなくなれば歯周病もなくなります。
現在でもまだ歯周病の治療は困難なものです。
しかもやっかいなことに、この病気の進行にはほとんど痛みを伴いません。発見が遅れる理由がそこにあります。